ル・モニュマン・ブルー 米村シェフ

米村シェフ
「意味のないことをやることに意味がある世界」

華やかなレストランで働く料理人の背景には地道な努力を重ねてきた、様々なエピソードがあります。
今回はイタリアンレストラン、ル・モニュマン・ブルーの米村シェフにインタビューさせて頂きました。

シェフの一日の流れを教えてください。

出勤すると野菜屋が注文した野菜を届けてくれているのでそれを運んで、魚屋に電話をかけます。その日の新鮮な魚を教えてくれるので、メニューを考えて黒板に書きます。まな板や包丁を洗うのは後輩の仕事です。
仕込がきちんと出来ているかチェックをしてあげるのが僕らの仕事、うまく出来ないようであれば実践で教えてあげます。
新しい働き手が店を盛り上げていくので、教育には力を入れています。

仕事中に、特に大変だったエピソードを教えてください。

見習いの時の話ですが、店内30~40人分の席数がいっぱいになっても1人でお店を回していて、小さな店だったのですぐにヘルプを呼ぶことも出来ずに大変急がしかったことがありました。
その店はフライヤー(揚げ物を揚げるポジション)がなくてフライパンに油をためて揚げるようなやり方だったのですが、フライパンだと油の温度がすぐにあがるので、忙しくて目が回りそうな時に油の温度を気にしていられず、発火して一瞬ぼやのようになってしまった事があります。
警報機は鳴るしお客様への対応には追われるし大変でした。

最後に後輩へのメッセージをお願いします。

綺麗なお店で綺麗な料理を出して、華やかに見える業界かもしれませんが、下積み期間がものすごく大変で、「これ、やってて意味あるのかな?」と思うような事がたくさんあるんですよ。
でも下積み期間が終わっていっぱしの料理人になった時振り返ったら、そういう事のひとつひとつがものすごく大切で、意味のあるものだったなと思えるんです。「意味のないことをやることに意味がある世界」なんです。
何事も結果がすべてだと思うから、料理人になりたいと思ったらとことんがむしゃらに頑張って欲しいと思います。

ル・モニュマン・ブルー
〒615-0027
京都市右京区西院西三蔵町13-1
http://www.monumentbleu.com/